講師紹介

麻布大学環境保健学部を1988年3月に卒業後、4月から同学部助手、講師、2008年からは現在の生命・環境科学部の准教授、教授を経て、2021年11月に学長に就任し獣医保健看護学科の設置に向けて舵を切った。大学では寄生虫や衛生動物を対象とした研究に従事して35年。2000年〜2002年にワシントン大学に留学し、生化学的な実験手技や技術を学んだ。何事にも怯むこと無く取り組んでいくことをモットーにしている。趣味は愛犬と遊ぶことである。

公益社団法人日本動物病院協会 会長

ネオベッツVRセンター代表

公益社団法人日本獣医師会 小動物臨床委員、

総合獣医療・専門獣医療提供体制整備検討委員

AO Foundation AOVET Faculty

公益財団法人 動物臨床医学研究所 運動器副委員長・評議員

一般社団法人 日本獣医麻酔外科学会 整形外科委員会 委員

愛玩動物看護師が国家資格化され、獣医療従事者として規定されました。

将来的には医療におけるコメディカル、パラメディカルのような領域の仕事ができることを願っています。また臨床以外の分野での役割も社会から期待されています。

麻布大学獣医学部動物応用科学科伴侶動物学研究室 講師

大学附属動物病院および一般動物病院にて、犬や猫の問題行動診療に従事し、2013年に獣

医行動診療科認定医を取得後、2018年より現職に至る。現在は、伴侶動物の現状や行動学

に関する教育に携わり、保護犬の飼育や譲渡活動を行う実習を担当しながら、ヒトとの共

生を可能としたイヌの特殊な社会性について研究を行っている。

臨床獣医師歴22年。伴侶動物の外科手術、特に軟部組織外科疾患と腫瘍外科を中心として大学附属動物病院で診療・手術に携わっている。2018年4月に着任以来、外科実習として代替法、保護動物の避妊去勢手術などを積極的に導入し、動物の負担を軽減しつつ教育効果を高めることに尽力している。ここ数年は代替法としての映像教材を高度化し、VR技術を応用した実習の実現を試みている。



子犬子猫の飼い主に、行動学に基づいた適切な飼育法を指導することで、問題行動を予防し、良い関係を築くことができる。動物病院で行う子犬子猫教室は、飼い主指導に有効であり、同時にフィアフリーな獣医療の下地にもなる。動物病院で動物や飼い主の気持ちに配慮した診察や治療を行い、子犬子猫期から看取りまでトータルでサポートできる体制を整えることが、今後の伴侶動物医療を発展させ、動物と暮らす喜びを多くの人に広めることにつながるだろう。


1935年東京生まれ。

1959年、日本大学農獣医学部獣医学科卒業後、同付属家畜病院研究員となり、1961年よりアイソトープ研究室助手。

1963年、東京赤坂に赤坂獣医科病院(現赤坂動物病院)を開設し、院長となる。

1985年、日本動物病院協会第4代会長就任。

1987年、社団法人日本動物病院福祉協会HAB常任アドバイザー相談役。日本ヒューマンアニマルボンド学会専務理事。

少子高齢化の顕著に進む日本に最も効果的な伴侶動物との生活(飼育頭数)の低下は、様々な理由で重大な問題である。

子どもたちの心身の成長に、高齢者の自立や認知症の遅延、医療費の削減等々、重要な役割を担っている伴侶動物、近年世界の先進諸国で、飼育頭数の減少しているのは日本だけである。

「伴侶動物と暮らすといいこと一杯」を実現するために、今、総力をあげて取り組まなければならない。

玩具メーカーでペットロボットを担当した際に動物介在介入を知り、専門的に学ぶために麻布大学に編入学。現在は、ヒトと動物の関係を生物学的に明らかにするために、特にイヌの社会認知や社会行動に関わる内分泌について研究を行っている。また、ヒトとイヌの関係を文化進化の観点で捉えられないか試行錯誤中。


経営者としての視点から、未来を整理してみたいと思います。

上野弘道プロフィール

公益社団法人日本動物病院協会 専務理事  

公益社団法人日本獣医師会 理事

公益社団法人東京都獣医師会 会長

日本動物医療センターグループ 代表

一般社団法人日本小動物整形外科協会 副代表理事

帝京科学大学 非常勤講師

1998年 日本大学卒業、獣医師国家試験合格

2016年 名古屋商科大学 大学院 経営学修士(MBA)修了、公益社団法人日本動物病院協会 外科認定医 取得

2022年 日本獣医生命科学大学 大学院博士課程修了・博士(獣医学)取得